#MenWithWomenとは

#MenWithWomenのビジョン

私たちは、「男性が変わる、男性を変える」という観点から、女性差別や家父長制の解消を目指すジェンダー平等推進団体です。

女性とともに女性差別や家父長制の解消を推進し、女性とともにジェンダー平等社会を実現する男性を増やし導く様々な活動を展開しています。

  • ジェンダー平等社会にふさわしい男性になろう!
  • そのような男性を「あるべき男性像」として広めていこう!

そのように女性と連帯する想いを込めて、団体名は「#MenWithWomen(メン・ウィズ・ウィメン)」と名付けました。直訳すると、「女性とともにいる男性」という意味になります。

メディア掲載実績・主な活動実績

メディア掲載実績

2022年11月18日中日新聞、東京新聞 夕刊にて団体設立および行動基準の制定についてインタビュー報道
2022年11月20日The Japan Timesにて団体設立および行動基準の制定について掲載(→詳細はこちら
2023年10月17日ポリタスTVに当団体のメンバーが出演(→詳細はこちら

主な活動実績

事業・活動について

男性向け啓発事業

ジェンダー平等社会に向けて男性が目指すべきゴールについて、具体的にかつ分かりやすく示すために、「ジェンダー平等社会にふさわしい男性の行動基準(#GenderEqualityGoalsForMen」(略称:GEGs)を制定し、普及啓発活動をしています。

この事業に関する詳細はこちらのページ、GEGsの内容についてはこちらの専用ページをご覧ください。賛同頂けた方は「賛同人紹介ページ」にて掲載させていただいております。今後、賛同企業や賛同政治家等も増やしていきたい所存です。

情報共有・データベース構築事業

ジェンダー平等社会にふさわしくないと感じた男性著名人や政治家等の言動を目にしたら、メンバー内でシェアし、事例集(通称:ミソジニー図鑑)にストックしていくプロジェクトです。

男性著名人たちによる女性差別・女性蔑視的言動をデータベースとして一か所に集約することで、ジェンダーに関する意識の高い人々の間での情報共有に役立てます。

データベースの閲覧・コメント記入は「2口以上のサポーター会員」であれば可能です。(※現在は「サポーター会員制度スタートキャンペーン」を開催しており、会員が一定数になるまでの期間は「1口以上のサポーター会員」でも一時的に閲覧が可能となっております)

また、そのデータベースは、⑨の男性向け研修・講演・パーソナルトレーニング事業等でも活用します。詳細はこちらをご覧ください。

署名・ソーシャルアクション事業

署名等を通じて社会や世論に働きかける事業です。

2023年度は、NHKの特別番組『松本人志と世界LOVEジャーナル』に対して、放送中止を求める署名活動「#NHKは松本人志氏と呂布カルマ氏の性番組を放送しないでください」を行いました。

中止という結果は伴わなかったものの、1つの番組に対する署名としては異例の25,000名以上の方々から賛同を頂戴しました。その後、23年末には松本人志氏による性加害報道がなされ、私たちの署名活動の意義が改めて証明されたように思います。

調査・研究事業

2023年末に「ジェンダー平等社会にふさわしくない男性著名人や政治家等の言動に関する世論調査2023(通称:ミソジニー・オブ・ザ・イヤー2023)」を開催しました。

2023年においてジェンダー関連で問題視された言動の中から、人々が最も問題意識を持っている言動は何なのかを尋ねた世論調査です。②のデータベース構築事業で集めた言動を調査対象とし、予備調査・本調査という2段階の調査を行いました。

1084人の方からご回答頂きました。調査結果等、詳しくはこちらをご覧ください。2024年の開催も検討しております。

ピアエデュケーション事業

ジェンダーやフェミニズムに関心を持った人たちに、有志が様々な知識や経験談を伝えていく事業です。

現在は、ジェンダーやフェミニズムに関連するおすすめしたい本を紹介するページをこのウェブサイト内に設けて運用しています。書籍レビューはAmazonなどにもありますが、ジェンダーやフェミニズムに関して予備知識の無い人の頓珍漢な書き込みもあるため、関心がある人だけが書いたレビュー一覧があると良いなと思い、始めました。

また、Amazonには無い、初心者向け~上級者向けの指標があるのも特徴です。良本を紹介し合って、皆でジェンダーに対する理解を深め合ったり、最近興味を持ち始めた後輩たちの道しるべになれば良いと思っています。

政策立案・調査事業

ジェンダー・フェミニズムに関心のある議員・候補者を選挙で後押しするため、ジェンダー政策に関する政治家・候補者アンケートを行います。2023年は複数回実施し、2024年からは地域住民にノウハウを提供することで、全国規模で展開したいと思っています。

イベント事業

「ジェンダーリテラシーワークショップ」を開催する予定です。

コンテスト事業

ジェンダー・フェミニズムをテーマにしたコンテストを開催します。2024年度中に発表する予定です。

男性向け研修・講演・パーソナルトレーニング事業

職場や学校等で、「男性が変わる、男性を変える」という観点からジェンダー平等社会を推進する研修や講演を行っています。

似たような研修・講演等は最近増えてきましたが、私たちの強みは、(1)「男性変革推進」にスポットを当てていることと、(2)データベース(多数の過去事例)があることです。これにより、男性が反面教師とするべき像について、ケーススタディ型で学ぶことができます。

もしご興味をお持ちいただけましたら、まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

人材デューデリジェンス事業

近年、ジェンダーに絡む問題で炎上する企業が少なくないと思います。人権意識の低い人を採用・起用・幹部登用してしまうと、将来的な大問題につながりかねません。そこで私たちは調査対象者にミソジニー(女性蔑視)やジェンダーアンコンシャスバイアスが潜んでいる可能性がどの程度あるかについて、事前審査する「ジェンダーリスクテスト」を開発中です。

要するに、「ジェンダー版人材デューデリジェンス」です。日頃から”センサー”を発達させている私たちからすると、炎上が起こったときでも、「過去に○○という言動をしているから予想通りだった」ということが少なくありません。その”センサー”をリスクテストとして落とし込み、可能な限り事前にリスクが判定できるようにしました。

また、パートナー候補のジェンダーリスクを知りたいという女性向けにもサービスを提供する予定です。ローンチは2025年度を予定しており、現在試験運用にご協力してくださる企業・団体様を募集中です。

団体を立ち上げた3つの経緯

①「次のフェーズのアクション」へ向かう必要性

「男性×ジェンダー」に関するこれまでのキャンペーンは、「男らしさから自由になろう」「男性の生きづらさ問題」のようなテーマで語られることが多かったと思います。

ですが、社会全体を見渡せば、男性が加害者で女性が被害者になるケースが圧倒的多数で、女性差別や女性蔑視が社会のあらゆる場面に存在しています。

そのような社会をジェンダー平等へと変革するためには、男性が自身の自由や生きづらさ解消を求めるだけでは足りません。

女性差別・女性蔑視の解消に対し、男性が当事者として主体的に推進するという次のフェーズのアクションが必要だと考えました。

②旧「HeForShe」の精神を引き継ぎ日本でも普及したい

国連のUN Womenが主催するキャンペーン「HeForShe」が、2014年~2016年頃まで「ジェンダー平等の達成を支持する男性に呼びかける」というコンセプトで展開し、俳優のエマ・ワトソン氏が親善大使をつとめていました。

ところが、2016年以降は、「全てのジェンダーの人々がつながり、ともに責任を持ってジェンダー平等を推進するムーブメント」へとコンセプトが変わりました。

男性側の問題を透明化せず、男性こそ当事者として主体的に女性差別解消の推進を促すためには、男性の変化にフィーチャーしたかつてのコンセプトのほうがより適格であったと考え、それを引き継ぐようなキャンペーンを展開したいと考えました。

③「男性がやるべきこと」を示す必要性

女性差別や搾取の問題に対して当事者運動を展開している女性たちの中には、「ジェンダーの問題に興味があると言って、女性主体の活動に絡んでくる男性が多すぎて困っている。男性の問題を自分たちでやってほしい」と訴える人が少なくありません。

その手の話を聞くたびに、「男性がやるべきこと」が見えていない男性が非常に多いことを痛感させられたため、自分たちが男性のジェンダー平等推進運動のロールモデルになろうと考えました。

ロゴマークと団体カラーの意味

#MenWithWomenのロゴマークは、縦に重なった2つの菱形です。「Man」の「M」を下に、「Women」の「W」をくっつけると、横に2つ菱形が並んだ形になるかと思いますが、男性が上で女性が下というその構図を「ジェンダー平等にする」という意味合いを込めて90度回転させました。

団体カラーのメインカラーであるピンクは、「男性=ピンクを選ばない」というジェンダー規範に対するアンチメッセージを意味し、サブカラーの黄色は、家父長制に対する抵抗・警告の意味を表しています。

私たちは皆さまのご支援で活動しております!

私たちの活動は、会員の方々の会費や寄付等のサポートによって成り立っております。理念や活動内容に共感いただけましたら、以下のボタンより支援方法についてご確認をお願いします。